「行政・自治体のデジタルトランスフォーメーション」
数年前であればこのキーワードに反応する人なんてほんの一握りだったことでしょうが、最近では民間企業のみならず、行政にもDXのトレンドが押し寄せてきています。マイナンバーカードの交付促進からデジタル庁(仮称)の新設まで、公共のデジタル化を総称する「GovTech(ガヴテック)」は、自治体を巻き込んだ国家プロジェクトとして動き出していると言えるでしょう。
「スマホで60秒以内に手続が完了する世界」
平井卓也デジタル改革担当相のその言葉から、「誰一人取り残さない、優しいデジタル社会」を実現する強い覚悟が伝わってきます。
人口減、そして社会福祉・社会保障がますます重要になる我が国にとって、大きな政府、小さな政府のいずれにも当たらない新たな行政府のあり方が模索される時代の中、自治体職員はどのように動くべきなのか。本記事では、まずは行政府のデジタル化の全体像を俯瞰した上で、デジタル・ガバメント時代に不可欠な信用の土台となる「本人確認」のあり方について、TRUSTDOCKの考えとアプローチをご紹介します。