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    古物商の本人確認の現場負担をeKYCでほぼゼロに:サマリー様事例

    eKYC/本人確認

    更新日: 2021/04/12

    目次

      リユース事業者・古物商は古物営業法に準拠した本人確認を行う必要があります。本人確認を自社で行うと大きな手間がかかり、お客様や取引の増加とともに業務量が膨れ上がってしまうという課題にぶつかります。

      サマリー様では、サマリーポケットのオプションサービス「おまかせヤフオク!出品」の振込申請時における本人確認に個人身元確認APIを導入。導入前の課題や選定のポイント、導入後の効果についてお話を伺いました。

      導入サービス:サマリーポケット

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      「サマリーポケット」は、1箱275円〜605円(税込)のお手頃価格で預けられる宅配収納サービス。荷主自らが足を運ぶ従来のトランクルームとは異なり、宅配便を活用することで居住地域に関係なく、預けたモノを確認するときも、取り出したいときも、自宅にいながらスマホ一つで可能になる。

      利用している本人確認API

      ✅ 個人身元確認API

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      サマリーポケットの人気オプションサービス「おまかせヤフオク!出品」では、写真撮影や商品情報の入力、落札後のやりとりや発送などヤフオク!出品にまつわる面倒な作業をすべて代行します。その際の振込申請時に、e-KYC/本人確認APIサービス「TRUSTDOCK」を活用して本人確認を完了させています。

      担当者プロフィール

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      栢原生樹[Iki Kashihara]

      株式会社サマリー
      事業開発チーム

      導入前は現場担当者が手作業で本人確認を行なっていた

      --まずは現在のお仕事内容を教えてください。

       

      栢原:事業開発チームとして、主に新規サービスの企画やオペレーション改善業務などを行っております。オペレーション改善については、ベンダーさんの選定や導入までの窓口対応などを担当しております。

       

      --今回のテーマである「おまかせヤフオク!出品」オプションサービス利用の際に必要となる本人確認も、事業開発チームがメインで導入を進めれた、ということですね。

       

      栢原:そうですね。初期の選定業務は私の入社前だったこともあり、別の者が担当していたのですが、本格的な検討から導入までは私の方で担当していました。

       

      --今回、eKYCソリューションとしてTRUSTDOCKを導入されるに至った経緯を

      教えてください。

       

      栢原:「おまかせヤフオク!出品」オプションサービスの提供開始は2016年11月です。

      本人確認は古物営業法に準拠して最初から実施していたのですが、とにかくアナログ作業での対応でした。具体的には、オプションサービスのお申し込みがあると、本人限定受取郵便の到達をもって本人確認完了としていたのですが、如何せんお一人おひとりに個別発送していかねばならないので、お客様が増えるほどに作業負荷もかかっていくような見通しでした。

      現場メンバーとしては疲弊する状況だったといえます。

       

      --なるほど。

       

      栢原:2020年3月以降は、新型コロナウイルスの影響で弊社では全社的に在宅勤務へとシフトすることになったのですが、本人限定受取郵便の発送のためには郵便局に足を運ぶ必要があり、カスタマーサポートやバックオフィスチームのメンバーが定期的に外出して対応していました。

      いずれにしても、現場作業として大きな負荷となってしまっていたので、オンラインでの対応に切り替えるべく、eKYCの導入に舵を切ることになりました。

      作業負荷がかからない+開発のしやすさが選定ポイント

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      --そんな中で、TRUSTDOCKはどのような経緯で知られることになったのですか?

       

      栢原:もともとは社内エンジニアから聞きました。SaaS分野に詳しい者がいるので、ネットリサーチなども含めて一緒にベンダーさんの洗い出しを行なって、最終的には2社に絞って選定を進めていくことになりました。

       

      --どんなポイントで選定を行なっていかれたのですか?

       

      栢原:まずは前提として、弊社に作業負荷がかからない形で運用できるサービスか否かをチェックしました。元々の課題としてユーザー数が増えるほどアナログの作業負荷も増大していくという点が大きな課題の一つでしたが、同じeKYCのサービスでも一部目視業務は弊社で行わなければならないものもあり、可能な限り作業負荷のかからない手離れの良いサービスを検討していました。

      その他、弊社では「UXオリエンテッド」という企業文化があるのですが、この本人確認のフローもユーザー体験としてスムーズなものを提供できるかは大事なポイントの一つでした。

      あとは、開発のしやすさも重視しました。候補先の企業様からは事前に仕様書を取り寄せてスムーズに開発が行えるか開発メンバーが入念にチェックを行い、最終的には費用対効果も含め総合的に比較検討した結果、TRUSTDOCKさんに決定しました。

       

      --TRUSTDOCKの導入を進める上でよかった点は、どんなところでしょう?

       

      栢原:基本的にコミュニケーションはSlackベースでスピーディにご対応いただけたので、とてもスムーズに導入できました。導入期間としては1ヶ月半程度だったと思います。もっと早くリリースしたかったのですが、年末年始を挟んだ関係で少し時間がかかったので、実質はもっと早い流れでした。

      あと、これは開発目線になるのですが、APIのドキュメントがPDFではなくてWeb上で閲覧できる点は、有り難かったようでした。

       

      --なるほど。逆に、もっとこうあって欲しかったという点はありますか?

       

      栢原:概ね期待通りではありましたが、しいてあげるとすると開発目線としては、開発環境でのテストケースやアップローダーに関するドキュメントがもう少し充実しているとなお良かった、という話がありました。

       

      --ありがとうございます、社内にフィードバックします!

      作業時間が大幅に削減された

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      --実際にTRUSTDOCKを導入をされて、どんな効果がありましたか?

       

      栢原:まずは目論見通り、それまで毎週2〜3時間程度かかっていた本人確認の作業時間が平均して週5〜10分ほどに大幅に削減されました。また、ご利用者様が本人確認依頼を行ってから郵便が届くまでにラグがあり、発送確認のお問い合わせなども以前はあったのですが、現在はなくなっています。

       

      --定性的な効果としてはいかがでしょう?

       

      栢原:今まではマニュアル作業だったのですが、システム化に伴って引き継ぎが不要になった点があげられますね。あと、これは感覚的な話ですが、個人情報の取り扱いが必要なデリケートな業務がなくなったのは、現場としてはほっとしたところもあったと思います。

       

      --いいですね。今後、どんなことをTRUSTDOCKに期待されますか?

       

      栢原:引き続き安定的な本人確認業務をお願いするのはもちろんですが、今現在アプリ利用時のフローとして一度WEBサイトに遷移させる仕様になっているところ、今後はSDKを使ってアプリ内で本人確認を完結できるようになると伺いました。今後も、もっともっとユーザーの皆さまの体験が向上するようなアップデートの継続を期待しています。

       

      --ありがとうございます。最後に、読者の皆さまにメッセージをお願いします!


      栢原:お客様がどんどんと増えていくようなサービスであっても、TRUSTDOCKさんのようなeKYCサービスを導入することで、現場の作業負荷を心配せず事業拡大に集中できる体制を整えれたのは良かったと感じています。悩んでいる事業者さんはぜひ導入を検討されてはいかがでしょうか。

       

      ---

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       TRUSTDOCKでは、“本人確認のプロ”として企業のKYC関連業務をワンストップで支援するAPIソリューションを提供し、またデジタル身分証のプラットフォーマーとして様々な事業者と連携しております。eKYCソリューションの導入を検討されている企業の方々や、実際に導入プロジェクトを担当されている方々に向けてはPDF冊子「eKYC導入検討担当者のためのチェックリスト」を提供しており、eKYC導入までの検討フローや運用設計を行う上で重要な検討項目等を計12個のポイントにまとめていますので、ぜひご活用ください。

      eKYC導入検討担当者のためのチェックリスト

       

       なお、KYCやeKYCの詳細については、以下の記事も併せてご覧ください。

      KYCとは?あらゆる業界に求められる「本人確認手続き」の最新情報を徹底解説

      eKYCとは?日本唯一の専門機関のプロがわかりやすく解説

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      (文・長岡武司)

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