技術力を高める目的が見つかった。次の10年は、事業とプロダクトの成長に捧げたい〜フルスタックエンジニア・保屋野透のTRUSTDOCK転職インタビュー(後編)〜

エンジニア

更新日: 2021/03/30

目次

    2020年5月に入社したフルスタックエンジニアの保屋野透(ほやのとおる)は、入社3ヶ月後にはTRUSTDOCKのサービスの中核を担っています。その役割は新機能の設計・開発・DevOpsだけではなく、開発チーム自体のプロセス改善の提案、実施にまで広がります。

    一方で、入社3ヶ月目は入社前後のギャップを一番感じる時期でもあります。また、入社前に描いていた「今後のキャリア」が明確になりつつある頃とも言えます。

    保屋野の後編インタビューでは、記憶が新しいいまだから話せる「TRUSTDOCKの第一印象」から、今後のキャリアビジョンについて話してもらいます。

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    株式会社TRUSTDOCK フルスタックエンジニア 保屋野 透

    ピクスタ株式会社にて、WEBアプリのリプレースやデータ分析システム・検索システムを実装。株式会社クラウドワークスへ転職後は、決済機能の開発リーダーとして、アーキテクチャ設計やチームビルディング等でプロジェクトメンバーを牽引するほか、DevOpsとしてインフラ管理のコード化に携わった。
    OLTA株式会社ではフルスタックエンジニアとして、ファクタリング事業(Fintech)のプロダクトのアプリケーション開発をリードした。さらに、ユースケースの洗い出し
    やドメインモデリング等、プロダクトとしての要件定義や設計にも携わった。
    2020年5月に株式会社TRUSTDOCKにフルスタックエンジニアとして入社。CTOの荘野と共にデプロイ作業やコードレビュー、プロダクトの修正や新機能の設計を行う。また、新機能の設計・開発・DevOpsだけではなく、開発チーム自体のプロセス改善の提案、実施を担っている。

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    ビジネスロジックとプロセスが整理されている。だから「良質なプロダクトをつくっている」とすぐにわかった

    ――前編では転職の基準や入社の決め手、面接の様子を伺いました。後編ではまず、TRUSTDOCKを知ったきっかけからお聞かせください。

    保屋野:TRUSTDOCKからのスカウトメッセージがきっかけで知りました。HPを見たときの第一印象はスタイリッシュで、漠然と「かっこいいな」と思いました。特にe-KYCのプロセス例を見て思いましたね。

    ――こちらですね。

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    保屋野:一見するとビジネスロジックが複雑そうですよね。でも、図で整理されていて直感的にわかりやすいし、プロセスも理路整然としているので「良いプロダクトをつくっていそう」とわかりました。APIを組み合わせて利用できる自由を実現するために、設計と実装を何度も繰り返しているんです。

    ――保屋野さんはビジネスロジックの設計・実装の経験が豊富ですよね。

    保屋野:ありがとうございます。私はエンジニアとしてWebアプリケーション開発を10年くらい続けてきて、ビジネスロジックの設計と実装が得意かつ好きでもあります。だから、「TRUSTDOCKは自分と相性の良いプロダクトをつくっているかもしれない」と思って、カジュアル面談を申し込みました。

    ――入社して3ヶ月ほど経ちました。入社前に抱いた印象は変わりましたか?

    保屋野:全体像のイメージの変化はあまりないですね。確かに面談は役員、CTOとでしたので、他のエンジニアの方と話していなかった点は入社前に気になったことではありました。でも、面談で包み隠さず話してもらえたし、こちらも質問できたので問題なかったです。

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    フォローが自然に発生する。「オープンなコミュニケーション」が根付いている仲間とプロダクトづくりに集中できる

    保屋野:入社してからは、新機能の設計・開発・DevOpsをCTOの荘野さん、エンジニアの坪井さんと進めています。同時に開発チーム自体のプロセス改善の提案、実施を担当し

    ています。

    そういえば、僕が入社した後に公開された坪井さんの記事を読みましたよ。

    ――こちらでしょうか?

    スタートアップのエンジニア女性が選んだ「半育休」とは。仕事と育児の両立を目指して〜TRUSTDOCK女性エンジニア・坪井有花の育休インタビュー(前編)〜

    保屋野:そうです。エンジニアらしい記事ですよね。人柄や考え方がわかる記事だなと思いました。TRUSTDOCKの開発に関わっているエンジニアのメンバーは、社員や業務委託といった働き方に関係なく、開発歴が長くてアウトプットの質が高く、学びが多いです。

    ――どんなときに「アウトプットの質が高い」と感じますか?

    保屋野:例えば、開発フローや設計の問題点がメンバーから提起されたとき、すんなり納得できる事が多いんです。コミュニケーションもスムーズに進みます。

    ――仕事がしやすそうですね。

    保屋野:仕事のしやすさも具体例を出すと、Slackでの分報があります。プロダクト開発に関わるメンバーはSlackで分報を出している方が何人もいます。そういったチャンネルで活発なコミュニケーションや、お互いへのフォローが自然と発生しています。

    ――「オープンなコミュニケーション」というと、どういったものでしょうか?

    保屋野:分報をはじめとした日々のやり取りですね。分報チャンネルができはじめてすぐでも、1人のメンバーの悩みや提案のつぶやきを周りのメンバーが拾っていました。こういったコミュニケーションやフォローが自然発生することを見ていると、「オープンなコミュニケーション」が社内に根付いているとわかります。コミュニケーションの仕方に人柄が出ますよね。

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    これまでは「自分のために開発力を磨く」10だった。次は「事業、プロダクトの成長のために開発力を磨く」10年にしたい

    ――入社前後のギャップも少なく、「オープンなコミュニケーション」など社風との相性も良く働けているようですね。今後目指しているキャリアはどういったものになりますか?

    保屋野:TRUSTDOCKでは、これまで得た経験を使って「事業を成長させること」に主眼を置いて働きたいと考えています。そのために必要な経験を、愚直に積み重ねている最中です。

    ――事業目線が強いですね。「エンジニアとして開発力を高める」など、エンジニアに特化したキャリアを描いていると思っていました。

    保屋野:仰る通りで、私はこれまで技術志向が強かったです。設計や実装の時間が少なくなってしまう役割をなるべく避けたいと思うこともありました。でも、エンジニアになって10年経ち、技術だけ磨いていても逆にエンジニアとしての成長を感じにくくなってきていたんです。

    ――エンジニアは職人のイメージが強く「一生開発に携わりたい」と思う方もいらっしゃいますが、保屋野さんは違うようですね。

    保屋野:もちろんそういった働き方も魅力的ですよね。私もエンジニアとしてさらに成長のスピードを速めたいと考えたときに、「事業を成長させること」が視野に入りました。

    ――技術に特化した志向から事業目線を含んだ技術志向への変化は、大きな変化だったのではないでしょうか?

    保屋野:そうですね。確かに学生時代を振り返ってみれば、私は「手に職をつけないと、どの企業も自分を雇いたがらないだろう」と思ってエンジニアになりました。いわば、危機感からエンジニアになったと言えます。それからの10年間は「自分がエンジニアとして成長すること」が目的だったんですよね。

    ――言ってしまえば「食いっぱぐれないため」にエンジニアになり、技術力を磨いていたんですね。

    保屋野:でも気付きました。「高めた技術力を何に使うのか」をあまり考えられていなかったんです。技術力を高めることだけが働く目的になってしまっていました。だからいまは、TRUSTDOCKのプロダクト、事業を成長させることを最優先の目的にしています。

    ――これまでの10年と、今後の10年は違った種類の挑戦になりそうですね。

    保屋野:これまでの10年は「技術力を高める挑戦の連続」でした。だから次の10年はさらに上のレベルである「事業を成長させる挑戦の連続」ですね。次の10年を「設計思想が近い」かつ「オープンなコミュニケーション」が根付いている仲間と過ごせることは、とても幸運なことだと思っています。

    編集後記

    保屋野はTRUSTDOCKに感じた第一印象である「良質なプロダクトをつくっている」にギャップを感じずに働けているようでした。また、これからのキャリアビジョンも「これまでの10年」と対比させて明確なものでした。

    「事業を成長させる挑戦の連続の10年」を掲げる保屋野がどんなプロダクトを開発し、どんなチームにしていくのか。

    変化が出てきたらまた話を聴いてみます。

    前編インタビューはこちらからご覧ください。

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