利用しているeKYC本人確認API
・個人身元確認API
・個人番号取得API
・ 補助書類確認API
・法人確認業務API
・郵送業務API
・身分証アプリ『ホ』
担当者プロフィール
松澤有[Yu Matsuzawa]
Siiibo証券株式会社 取締役CTO(写真右)
宮崎(福井)思佳[Motoka Miyazaki( Fukui)]
金融商品を扱う事業者は、犯罪収益移転防止法に則った本人確認をしなければなりません。従来の郵送による本人確認からオンライン本人確認(eKYC)に切り替えると、自社の本人確認業務の効率化やお客様の申込みの手間の軽減など、事業にとって大きなメリットがあります。
Siiibo(シーボ)証券様では、少人数私募社債の購入・発行プラットフォームで本人確認APIを導入。選定のポイントや本人確認の自動化の状況、今後のTRUSTDOCKへの期待などについて伺いました。
※本記事の内容は取材日時点のものとなります。
オペレーションチームをもっていることが大きかった
まずは貴社のビジネス内容について教えてください。
宮崎
弊社は「私募社債専門のネット証券会社」として、例えば上場直前直後のベンチャー企業や地方中堅企業のような様々な企業さまの社債発行のお手伝いをして、投資家をマッチングするようなプラットフォームを手掛けています。
ブランドとしては2019年6月からスタートしているのですが、今年3月に独立系証券会社として「第一種金融商品取引業」の登録が完了したことで、社債の私募の取扱いを行う証券会社としてのサービス提供をスタートさせました。
業登録以前も、私募の国内社債を取り扱われていたのですか?
宮崎
事業としては、個人投資家と企業のための私募社債発行・購入円滑化のための「情報プラットフォーム」からスタートし、投資家を自社で集められる企業さまに対して社債発行に関するアドバイザリー業務を行っておりました。
その後、金融庁のFinTechサポートデスクに何度か相談をしている中で、より投資家の方に安心していただけるサービスを提供するためにも、きちんとライセンスをとった上で「私募の取扱い」を行う方が良いということになり、そこで本格的に金商法(金融商品取引法)と犯収法(犯罪収益移転防止法)への対応が必要になりました。
松澤
郵便だと本人が受け取れない問題もあって否認率は80%ほどだったため、コンバージョンの低さに鑑みて、自社でずっとやっていくのは難しいなと。
松澤
松澤
また、複数手法に対応している点もあります。犯収法だと、eKYCの他に郵送APIも用意されていましたし、マイナンバー対応も予定されていました。今後、選択肢を増やす際に困らなさそうだという点も大きかったです。
あとは費用面も、割安だなと感じました。
TRUSTDOCKの法解釈を確認しながら導入を進めた
導入時の体制としては、どのようにされていたのですか?
宮崎
意思決定はボードメンバーで行い、実際の導入は開発サイドとビジネスサイドで協力して進めていきました。
特にビジネスサイドでは、どの手法を採用するかの優先順位などについて、コンプライアンス部門と一緒に対応していました。法令の読み込みも行っていき、わからないところはTRUSTDOCKにも相談していましたね。最終的には、犯収法でいう「ホ」と「リ」(※)の要件手法を採用しました。
※ホ:「専用ソフトウェアにて、写真付き書類の写し1点(厚みその他の特徴&本人確認時に撮影されたもの)の送信+容貌(本人確認時に撮影されたもの)の送信」、リ:「本人確認書類2点の送付 or 本人確認書類の写し1点+補完書類1点の送付」。詳細はこちらをご参照ください。
例えばどのような相談をされましたか?
宮崎
当社では個人向け本人確認のほかに、法人向け本人確認も導入していまして、法人の取引担当者の方に対してだと、リの手法を行う場合に提出が必要な本人確認書類は2点ではなく、1点で良いということになっています。
例えばこの部分などは、きちんとリサーチされてリーガルオピニオンをもっているTRUSTDOCKの解釈を確認してから、導入を進めていきました。
松澤
松澤
だいぶ自動化が進んでいます
導入後の効果としてはいかがでしょう?
松澤
ミドルオフィスに担当者がいて、TRUSTDOCKからの情報の処理と、社内での反社チェックを行っているのですが、本人確認で問題なく承認の時は、ほぼ自動化できています。担当者の様子を見ても、ちゃんと回っているなという印象です。
否認時のオペレーションについても、当初は手動でフォローアップを考えていたのですが、なにかと時間やコストがかかってしまうので、早々に自動で否認理由などを顧客にメール送信するようにしました。だいぶ自動化が進んでいます。
宮崎
あとは、eKYC導入によって「全てオンラインで完結できる」という文言をサービスとして謳えるようになったのも良いですね。大手ネット証券で口座開設をするにしても、簡易書留を入れるフローがほとんどなので、そことの差別化がしっかりと訴求できるのは大きいです。
もそも、Siiibo証券さんのサービス自体、相当ユニークですから、前例がないですよね。
宮崎
他の証券会社含めて前例がないからこそ、判断基準になるところがなく、コンプライアンス部門もGOを出しにくい部分が多々ありました。
だからこそ、先ほどお話しした通り、プロダクト開発に伴ってロビイングや各団体でのワーキンググループなどの活動を推進されているTRUSTDOCKの意見があると、会社としても進めやすかったです。
マイナンバーカードによる「ワ」の要件導入も検討中
宮崎
松澤
宮崎
宮崎
松澤
だとすると、他の業種もTRUSTDOCKを使ってもらえると、それに伴って機能が豊富になっていき、結果として自分たちも楽になるだろうと考えています。
なので、ぜひ多くの企業に使って欲しいなと思います。
TRUSTDOCKでは、“本人確認のプロ”として企業のKYC関連業務をワンストップで支援するAPIソリューションを提供し、またデジタル身分証のプラットフォーマーとして様々な事業者と連携しております。
eKYCソリューションの導入を検討されている企業の方々や、実際に導入プロジェクトを担当されている方々のために、「eKYC導入検討担当者のためのチェックリスト」を提供しております。
eKYC導入までの検討フローや、運用設計を行う上で重要な検討項目等をまとめていますので、ぜひ以下の資料もご活用ください。
eKYCソリューションの導入を検討されている企業の方や、実際に導入プロジェクトを担当されている方
なお、KYCやeKYCの詳細については、以下の記事もあわせてご覧ください。


導入事例