サーバーサイドエンジニアとして、髙瀨実がTRUSTDOCKにJOINしました。Ruby on RailsとGoを使用して、TRUSTDOCKのグローバル向けのiOS/Android向けSDK用のAPIの設計・開発をしています。
髙瀨はJOINする前はエキスパートエンジニアやテックリードの経験を経てフリーランスとして活動していました。どうして組織の一員になるという大きく働き方を変えたのか、「お硬そうな会社」と思ったTRUSTDOCKにJOINを決めた「合理性」とは何か。フリーランスとして通用する技術力を持つ髙瀨に話を聞きました。
今回はTRUSTDOCKのチームの空気もお届けしたいと思い、メンバーから見た髙瀨について、同じチームで仕事を進める保屋野と石川にも聞いてみました。
株式会社TRUSTDOCK サーバーサイドエンジニア 髙瀨実
協力バトルゲームのバックエンド開発の担当者として、サーバー設計から実装までを担当。その後、飲食店向けポータルサイトの運用・保守担当として、Ruby on Railsでつくられたポータルサイトのパフォーマンス改善周りやリファクタリングを担当する。
高い技術力が認められてエキスパートエンジニアとしてチーム開発を牽引、家族向けアプリのテックリードに任命される。
フリーランスを経験した後、2021年11月にTRUSTDOCKにサーバーサイドエンジニアとしてJOIN。Ruby on RailsとGoを使用して、TRUSTDOCKのグローバル向けのiOS/Android向けSDK用のAPIの設計・開発を担っている。
――フリーランスとして活動していた髙瀨さんは、なぜ再び組織の一員に戻ったのでしょうか?エキスパートエンジニアやテックリードの経験もお持ちなので、そのままフリーランスを続ける道もあったのではと思いました。
髙瀨:もともと営業支援サービスのテックリードをしていたのですが燃え尽きまして。正直に申し上げますと、転職先を探す気力がなくなるほど打ち込んでいました。でも、技術力を錆つかせたくはありません。フリーランスとして成長する中で合う会社があったら所属しようと考えていました。
――燃え尽きてフリーランスになったんですね。
髙瀨:仕事量も多かったですしね。
――Ruby on Railsアプリの運用基盤の整備やBIツールの導入、新しいメール配信基盤の設計から実装・運用まで行いSendGridから自社メール配信システムへのリプレース。幅広いですね。
髙瀨:2人目のエンジニアになったときもありました。
――TRUSTDOCKはどう知ったのでしょうか?
髙瀨:きっかけはお声がけいただいたことです。ただ、eKYC専業でお取引先様も大手企業様や金融業界の企業様も多いこともあり「お固い会社かな」という印象でした。入社してみたらWeb系企業にあるようなカジュアルさもあることがわかりました。
――入社の決め手は何でしたか?
髙瀨:事業内容に興味を持つことができ、今後成長していく実感も持てたことです。いままであまり事業内容にこだわらず仕事をしてきましたが、仕事に対する熱意も変わっていると気づきました。学生のときは情報セキュリティ学科に所属し、セキュリティ分野に対しては昔から高い関心を持っていたんです。
――TRUSTDOCKは個人情報などの機密性の高い情報を扱いますね。
髙瀨:自分が開発したプロダクトを多くの顧客に使って欲しいとも考えています。そこはTRUSTDOCKが掲げている「デジタル社会のインフラになる」と一致しています。
――事業内容に興味を持つことの他に、入社を決めた理由はありますか?
髙瀨:合理的な判断ができる方々と一緒に働ける環境であることを重視していました。過去に理不尽な要求で振り回された経験があります。法的に問題がありそうな案件をやらされたりなどですね。合理的な判断ができていれば回避できたことも多くありました。当たり前ですが、一緒に働くひとは大切です。
――合理的かどうかは何で判断しましたか?
髙瀨:CTOの荘野さん、保屋野さんと面接で話したときです。お二人ともとても落ち着いた印象で、システム設計や技術のことなどをしっかり考えられていました。一緒に働きやすそうだなと感じました。技術とビジネスのバランスが良い考え方に共感しました。システムの設計をする際も常にビジネス視点がしっかりしているのを感じます。事業とひとで決めました。
――実際に働いてみて、メンバーはどんなひとという印象ですか?
髙瀨:荘野さんはCTOとしてサーバサイドチームだけでなくフロントエンドチームも含めシステム全体に精通しています。とても忙しいのにプルリクエストを数多くしっかり見ていてすごいです。保屋野さんは複雑な要件でもしっかり分析しきっちり設計に落とし込んでいます。設計の相談にも乗っていただいたりしています。
――コミュニケーションが活発のようですね。
髙瀨:確かにZoomでのやり取りが充実している印象です。リモートワークですが顔を合わせる機会が多く、チームで開発している意識が強いです。五島さんは、SREとしてインフラだけでなくセキュリティ関連まで一人で見られています。坪井さんは運用作業に積極的に取り組みつつ、エンジニアの質問にもいち早く答えています。合理性をベースにしつつ、コミュニケーションが活発なチームです。一人一人が裁量権を持ちつつ、チーム意識もあるのはいいですね。
――メンバーにも髙瀨さんの合理的な一面を聞いてみましょう。エンジニアの保屋野さんとグローバルチームから石川さんをお呼びしています。
保屋野:髙瀨さんと一緒に仕事をするときは、いつも合理性を感じます。例えば開発した機能についても、後から仕様に調整が入ったり新規開発で技術選定や方針決めをするときもあります。そのときも常に状況把握と判断の速さがあり、その判断においては何らかの道理や理論を元にした判断軸を持って的確に落とし所を見つけている感覚があります。
髙瀨:ありがとうございます。
石川:いつも冷静沈着に落ち着いていて、素早く的確に判断をされていますよね。でも、合理的だけではないんです。私が状況の説明や理解に悩んでいるときにもきっとフォローしてもらえる安心感をもらっています。開発メンバーとのミーティングで、いつもの角度(デュアルスクリーンだから常に斜め)の髙瀨さんの姿を確認して安心してます。
――「合理的」だけだと冷たい印象も受けますが、そうではないんですね
髙瀨:「安心感がある」と言ってもらえると嬉しいですね。
石川:私のほわっとした質問に対して、的確にこちらに欠けている情報を理解してそのギャップを埋める知識や情報を提供してくれるところ。しかも、私が理解するまで懇切丁寧に。おかげでグローバルセールスチームと開発チームのブリッジが進んでいます。
保屋野:コードの書きぶりやプルリクエストの仕上げ方など、面接の段階ですぐに技量が高いとわかりました。でも、それ以上にすごいところがあると一緒に働いてみてわかりました。それは機能の要件や仕様を決めるためにPdMとコミュニケーションを取るときです。背景の共有をスムーズにしつつ、要件や仕様を決めるための簡潔明瞭な質問をするんです。なかなかできることではないです。こういった質問をするためには、技術部分の深い理解と要求の背景を的確に捉えることが必要ですよね。
石川:同感です。何か議論が噛み合っていない、お互いに持っている前提条件が違う気がするなんてこともあります。でもそれが何なのかがわからないと感じるときもあります。そんなときはいつも髙瀨さんに助けを求めています。面倒がらずに根本の根本から丁寧に説明してくださるんですよ。特にアプリやSDKとバックエンドとの関係性について、私の中での理解が格段に深まってブリッジとしての役割を少しずつですが果たせるようになってきたと実感しています。
髙瀨:ありがとうございます。私の仕事はグローバル向けeKYC製品の開発であり、TRUSTDOCKの大切な事業の柱です。エンジニアとして技術力や設計力を更に磨き、技術面からビジネスの成長に貢献していければと考えています。
TRUSTDOCKはeKYC市場を一緒につくる仲間を積極的に募集しています。
ご興味をお持ちいただいた方は、こちらからエントリーいただけますと幸いです。