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金融庁・コンサル出身の私がスタートアップで挑戦する理由

自治体・行政担当

更新日: 2022/06/03

目次

    金融庁、外務省在シンガポール日本大使館で国家公務員として15年間勤務し、日系コンサルティング会社、金融関係の事業会社を渡り歩いた笠原が、PA(Public Affairs)担当としてTRUSTDOCKに入社しました。

    一方で笠原は「転職活動は積極的にしていなかった」と話します。スタートアップに転職を決めるにも「不安はあった」と振り返ります。

    これまでと大きな環境の変化を経験するであろうスタートアップ転職を、どうして決断したのでしょうか?選考の雰囲気や後押しになった材料について、インタビュー形式でお伝えします。

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    株式会社TRUSTDOCK Public Affairs担当 笠原基和
    金融庁・外務省在シンガポール日本大使館(出向)で 1 5 年勤務する。金融庁では、制度部局を中心に銀行、市場、保険、F i n T e c h など金融分野全般の政策立案を経験。関係省庁・業界・有識者等の各所との調整、条文作成等の法律改正に関わる一連の過程を数多く経験。
    シンガポール大使館では、外交関連業務の他、東南アジア諸国の経済財政、デジタル・イノベーションの動向等に関する調査・分析に従事する。
    その後、日系コンサルティング会社等で金融分野における DX 関連のコンサルティングやリサーチ業務に従事する。
    2022年3月にPA(Public Affairs)担当としてTRUSTDOCKに入社。官民連携をはかりながら、デジタル社会のルールメイクを進めている。共著に「銀行法」(きんざい)、「逐条解説2016年銀行法、資金決済法等改正」(商事法務)、「キャッシュレス・イノベーション:決済手段の進化と海外事情」(きんざい)などがある。

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    「全産業に貢献」できるeKYC市場を、「本格的に挑戦する場」に選んだ

    ――「積極的に転職活動はしていなかった」とのことですが、どのように転職活動をはじめたのでしょうか? 

    笠原:正直に申し上げますと、元々このタイミングで転職しようとは思っていませんでした。公務員あるいは自分の携わっていた金融に比較的近い領域でしっかりと経験を積んだ上で「ゆくゆく何か本格的に挑戦する場を見つけられたらいいかなぁ」ぐらいです。

    ――求人に応募したり、選考を受けたりしていたわけではなかったんですね。

    笠原:そうですね。金融庁では制度の企画立案の部局を中心に経験しました。その間に銀行・証券・保険・開示の分野など、「金融」という意味ではほとんどすべての分野の法律改正に携わる経験もできました。自分の中ではある種、満足した部分があったと言えます。

    ――これまでも挑戦されている印象を受けますが、何が「本格的に挑戦する場を見つけたい気持ち」を起こさせたのでしょうか?

    笠原:シンガポールでのに4年間の出向の機会が、いま思えばスタートアップへの興味のはじまりだったのだと思います。業務上、現地のスタートアップの方々と接する機会を多くいただけました。活き活きと挑戦している感じ、つまり”熱量”を感じることが多く、刺激を受ける部分が多分にあったんです。

    ――「本格的な挑戦になるかどうか」の基準のひとつには、”熱量”があったんですね。

    笠原:より具体的には「世の中にポジティブな変化を与えられるかどうか」です。私は元々は公務員を志望する性格の人間です。せっかく仕事をするなら世の中にポジティブな変化を与えられる仕事がしたいという想いは、少なからず根底に持ち続けています。TRUSTDOCKの事業内容は、その想いを満たしてくれますね。

    ――「世の中」を見ていたんですね。

    笠原:そのあたりは、eKYC市場がどれくらい社会にインパクトがあるかを考えました。デジタル化を通じて世の中の様々な手続きがオンライン完結にシフトする流れにあるいま、市場は成長するであろうと考えています。金融関係など本人確認が元々法律で定められている領域もありますが、それ以外の様々な領域においても本人確認をオンラインで行う需要は高まってくることは明らかだと考えています。その意味で、eKYCという特定の産業ではなく、「全産業に貢献できる領域」を、熱量の高い仲間と取り組める。これは私にとって「本格的に挑戦する場」と言えます。

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    「大人スタートアップ」を体感できた選考だった

    ――TRUSTDOCKを知ったきっかけはなんだったのでしょうか?

    笠原:スカウトメールです。元々、金融庁やシンガポールでFinTechやRegTech領域の調査なども担当していたこともあり、「TRUSTDOCK」という社名自体は「どこかで聞いたことがあるなぁ」と思っていました。ただ、具体的に何をやってる企業かまでは知りませんでした。

    ――スカウトメールがはじまりだったんですね。

    笠原:ただ、こういったスカウトメールは、肌感覚としては明らかに量産型の定型フォーマットに沿って送っていると思われるものが多い印象です。TRUSTDOCKのメールは、過去の私の経験に触れながら、「この経験に着目して、この点が募集ポジションに活かせると思っている」といった形で、しっかりと私という個人を見た上で連絡をしていると感じました。「丁寧さと信頼感のある企業」であり、「そこで働く人をちゃんと大事にする会社だろうな」という印象を受けました。

    ――実際の選考の空気はいかがでしたか?

    笠原:総じて穏やかで、フレンドリーだったと記憶しています。カジュアル面談は神谷さんが担当でした。国家公務員のバックグラウンドが同じということもあって、話が盛り上がりました。行政官からスタートアップに転職された「経験者語る」的な感じで不安の解消にも繋がりました。「神谷節」とも言える熱いトークに惹かれましたね。いい意味で、私が思っていたスタートアップ像とは異なり、「ほんとにスタートアップ?」と思ってしまいました(笑)。

    ――他に印象に残っている選考のシーンはありますか?

    笠原:CEOの千葉さんとの面接の際に、ライフプランを聞かれたのは、びっくりしました(笑)。もちろん、「公正な採用選考について|厚生労働省」に抵触するような話題はありませんでしたが、ついつい趣味のブラジリアン柔術(BJJ)への熱い想いばかりを語ってしまいました。面接が終わったあと「落ちたかなぁ」と思っていたので、内定のご連絡をいただいたときはこれまたびっくりしました。

    ――驚きが多かったんですね。

    笠原:私のスタートアップのイメージが「かなり若い社員が中心で、わいわいしている」でした。だから、面接でCOOの菊池さんが仰っていた「大人スタートアップ」という言葉も記憶に残っています。実際に「大人スタートアップ」の印象を受けました。入社後もしっかり先を見据えて、メンバー全員が地に足を付けて仕事をしてることがわかります。

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    PA(Public Affairs)として、「助け合い、教え合う仲間」とデジタル社会のルールメイクに貢献していきたい

    ――相性の良さを感じられる選考だったようですが、いざ入社を決める際に不安はありましたか?

    笠原:やはり環境の変化への不安は少なからずありました。一つはITリテラシーです。私はMacに触れるのも初めてでした。業務上様々なアプリなどのツールを利用していますが、基本的な操作から覚えることになります。実際に使っていく中で徐々に慣れてきました。

    ――入社したばかりの時期は、特に変化を大きく感じそうですね。

    笠原:神谷さんは「違う星に来たと思った」と話されていましたね(笑)。
    もう一つは意思決定のスピード感にもこれまでの経験とのギャップを感じました。特に、役人時代は何か対外的に公表することになれば、タテ・ヨコ・ナナメと非常に多くのプロセスを経て、その内容はもとより、文言の1つ1つ、句読点の位置も含め、詰めに詰めるというプロセスを経る必要があります。これは世の中との関わり方の違いに起因する面が大きいので良し悪し論では無いですが、スタートアップの場合は、やはり如何にスピーディに世の中の変化に対応して、あるいは先回りして、動いていけるかが肝になると思うので、意思決定も含め動きが早いです。その分、1人1人がより責任感を持って事に当たる意識が重要になると実感しています。このギャップは戸惑うのではと思っていました。

    ――仕事の仕方そのものが大きく変わると予想されていたんですね。

    笠原:そうですね。ただ、社風として「助け合う」、あるいはお互いの得意分野・知見を「教え合う」カルチャーがTRUSTDOCKに浸透しています。いま現在も私個人としてはこれから身につけていく部分もありますが、これまで業務を遂行していく上で困ったことはありません。

    ――フルリモートの環境も、大きな変化ですね。

    笠原:フルリモート環境での業務も初めてです。これもメンバーに助けてもらいながら進められていますし、やるべきことをやってさえいれば、自分のライフスタイルに合わせて、柔軟に仕事ができる働き方は私に向いていました。

    ――違いの他に、「これまでのこの経験はスタートアップでも活かせそうだ」と思った点はありますか?

    笠原:役所での勤務経験はPA(Public Affairs)にとても活かせています。PAでは中央省庁を中心とする規制当局、あるいは政治など、ルールメーカーとのコミニュケーション・調整の機会が多いです。実際に自分が制度・規制をつくる側にいた経験があるため、彼ら・彼女らがどういったマインドで動いているか、どういう部分の情報を提供したり、どういう部分に訴えかけていけば効果的か、などの相場観がある点は大きいですね。

    ――情報の出し方は勘がつかめているといいですね。

    笠原:その点だと法令を含む制度、あるいは各種実態調査など、それを踏まえた資料作成のスキルは、対象とする領域は違えど活きる部分は多いと思っています。役所やコンサルティング会社での経験もが活かせますね。官だけではできない、民だけではできない課題を官民連携をはかりながら、デジタル社会のルールメイクに貢献していきたいと思います。

    ――ありがとうございました。では、ここでブラジリアン柔術(BJJ)への愛を公開していただけますか?(笑)

    笠原:みなさん、写真付きで公開しているので安心して話せます(笑)。ブラジリアン柔術は、私の座右の銘である「人生二毛作」と関わってきます。人生で過ごす時間のうち、半分は仕事、半分はプライベートで過ごす時間なので、どちらも充実している人生を過ごしたいと思ってます。転職活動の一つの軸でもありました。ちなみに、元々学生時代から柔道やレスリングをやっていたこともあり、いまは”BJJ is My Life” がもう一つの座右の銘です(笑)。

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    ――ブラジリアン柔術が笠原さんにとってとても大切なものだとわかりました(笑)。

    笠原:充実した生活を送るために大事だと思っているのが「挑戦」です。目下のプライベートでの挑戦は、趣味のブラジリアン柔術のマスター世代(30歳以上の)の世界大会で優勝することです。いまはオフの時間はほとんどブラジリアン柔術の練習か、そのためのフィジカルトレーニングやブラジリアン柔術の動画を見ています。

    ――転職活動の軸でもあった「本格的に挑戦する場」は、プライベートにも求めてらっしゃるんですね。

    笠原:そうですね。実は入社する直前の週末に出場した全日本ブラジリアン柔術マスター選手権(30歳以上の大会)で2位に入賞できました。でも、そのときに作った青タンが入社日になっても全く消えないままで入社することになりました(笑)。

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    ――「なんだかすごいひとが入社してきたぞ」と話題になっていたかもしれません(笑)。

    笠原:視線が痛かったかもしれません(笑)。これまでは深夜までの国会対応や、自分が担当している業務が記事になったりすると、それへの対応に追われたりすることが多く、予定が立てにくい生活でした。プライベートの時間との調整が上手くいかないことが多々ありました。いまは、仕事も生活も充実した生活が送れています。こうすると、結果的に「これからの社会はどうなっていくか」「その中でTRUSTDOCKのメンバーとして、PAとして何ができるか」を考えることもできます。業務に早くキャッチアップして、デジタル社会のルールメイクを進めていきます。

    (話し手・笠原基和/聞き手、文・佐野創太/編集、監修:TRUSTDOCK採用広報チーム)

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