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eKYCもPA(Public Affairs)も知らなかった。でも、Techと法令のギャップを埋める挑戦のために転職した

GR・PA

更新日: 2021/12/21

目次

    TRUSTDOCKに2人目のPA(Public Affairs)担当として中村竜人がJOINしました。中村は流通系シンクタンクやペット保険会社、監査法人系ファームで調査・コンサルティングの経験があります。農業保険の団体に勤務していたときには農水省との調整の経験があり、PAとして活かせる経験も豊富です。

    一方でTRUSTDOCKからスカウトがあるまでは「eKYCもPAも知らなかった」と話します。TRUSTDOCKのことももちろん知りません。領域も仕事も未経験で、しかも知らないスタートアップに転職する不安はなかったのでしょうか?何を考え、どんな転職活動になったかをインタビューしました。

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    株式会社TRUSTDOCK Public Affairs担当 中村 竜人

    大学・大学院で動物福祉について学んだ後、2013年から農業保険の団体で、保険制度の改正・創設に向けたシステム導入の推進や農水省との調整などを担当。

    2017年に流通系シンクタンクに転職し、 研究員として農畜水産物の流通やマーケティング分野を中心に調査・コンサルティングに携わる。 特に官公庁の委託事業を中心に調査・コンサルティングを複数実施し、2019年度にはプロジェクトマネージャーとして業務を推進。

    2020年からペット保険会社に勤務し、給付部門の企画職として決算・監査対応や保険金予測・予算策定、保険金実績に基づくデータ分析等を担当した。

    同年、監査法人系ファームへ転職し、コンサルタントとして福島県浜通り地域の農業復興支援を担当、被災地に入り込んでのコンサルティングを実施する。

    2021年10月、TRUSTDOCKに2人目のPA(Public Affairs)担当として入社。eKYCやデジタル身分証分野のルール形成のために、経産省の枠組みでの検討、アドバイザリーボードの運営、シェアリングエコノミー協会での実証に向けた整理などを行なっている。

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    仕事にも会社づくりにも主体的になりたい。だから転職に踏み切った

    ●eKYCもPA(Public Affairs)も知らなかった。「どこか良いところがあれば挑戦する」くらいに考えていた

    ――中村さんはこれまでこれまで研究員やコンサルタントとしてキャリアを積み重ねてきました。転職活動をはじめたきっかけは何でしたか?

    中村:ゆくゆくは第3者としての立ち位置ではなく、「自分自身がプレイヤーになりたい」という思いがありました。ただ、そうした思いはありましたが「どこかに転職したい」と強く思っていたわけではありません。「どこか良いところがあれば挑戦する」というスタンスです。

    ――eKYCについてはご存知でしたか?

    中村:最初は「eKYC」という用語すら知りませんでした。カジュアル面談前でも自分が選考を受けるポジションであるPAが何たるかも、十分には理解していなかったです。自分でeKYCを調べたところ「あらゆる業界に関連する」かつ、「オンライン化が進むいまの社会で将来性を感じる領域」だと思いました。

    ――どのようにTRUSTDOCKのことは知ったのでしょうか?

    中村:スカウトメールで初めて知りました。その中で私の過去の職歴に触れ、「この経験に注目した」という一文があり、多くが定型文の送信の中で「丁寧な会社だ」という印象を持ちました。注目していただいたポイントも明記されていたので、提示いただいたPAのポジションに私の過去の経験を活かすことができる可能性を感じました。

    ●3つの転職の軸で「挑戦したい企業」との出会いを待っていた

    ――「いつまでに転職する」というような、差し迫った転職活動ではなかったんですね。どんな軸で「この企業なら挑戦したい」と考えていたのでしょうか?

    中村:3つありましたので図にまとめてみます。

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    ――1つ目は「業務内容とスキルのマッチ」ですね。

    中村:マインドセットとしては柔軟に何でもやりますというスタンスでしたが、中途採用ということで即戦力としての活躍を求められると自覚していました。調査やコンサルティングという過去の経験を活かせる点はポイントでした。

    ――中村さんは農業が中心の専門領域ですが、eKYCという新しい領域に飛び込んだんですね。

    中村:農業のフィールドにこだわりは無く、むしろ新しい領域にトライしてみたいという思いが強くありました。
    2点目は「持続可能な働き方」です。働き方の柔軟さと家族との時間を大切にできる点もポイントです。コンサルタントは働き方の柔軟さはある程度担保されていましたが、高稼働が求められる点は悩ましいポイントでした。

    ――一般的には「持続的かつある程度長期的に働ける環境」を考えると、大企業を検討しそうです。スタートアップも視野に入った理由はどこにあったのでしょうか?

    中村:会社規模が大きすぎないことでのメリットもあります。「柔軟に労働環境を調整・相談できる」であったり、「これから決まっていく余地がある環境を期待できる」などです。

    ――TRUSTDOCKも性別問わず育児休業を取っている実績があるなど、会社全体で柔軟な働き方をつくろうとしていますね。

    中村:社員のインタビューでもプライベートも積極的に発信していたので、参考になりました。
    3点目は、給与面を含めた「雇用条件」です。給与はある程度自分の中にラインをつくって検討していました。また、これは2つ目の点と共通しています。スタートアップはいち社員であっても、会社づくりに関わる余地が残っています。報酬体系や福利厚生などについても主体的に参画できる点は魅力的です。

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    「スタートアップへの転職」にこだわりも不安もなかった

    ――TRUSTDOCKへの転職は、異なる業界・組織形態への転職です。大きな変化に対する不安はありましたか?

    中村:これまで数十人規模から数千人規模までいろいろな会社や団体を経験してきました。私自身はすべての制度がガチガチに整っていて、かつ規模が大きく社内で何が行われているかほとんどわからない会社の働きづらさを感じておりました。その意味ではスタートアップは会社の成長過程も楽しめますし、規模も大きすぎないので風通しの良さを期待できます。当然リスクも頭にはありましたが、それはそれでなんとかなるだろうと楽観的に思っています。

    ――社風の変化はどう考えていましたか?

    中村:TRUSTDOCKは「大人スタートアップ」と聞いていたように、いわゆるテンションが高い会社ではなく、ひとが落ち着いている点は安心材料でした。この社風と募集ポジションである程度力を発揮できる見通しが立ったので、転職に対する不安はなかったです。

    ――あまり「スタートアップだから」という考え方はしていなかったんですね。

    中村:そうですね。確かにこれまで公益財団法人や監査法人などさまざまな形態の会社を経験しました。けれど、形態を意識したことはなく、自分のやりたいことベースでキャリアを歩んできたように思います。その意味では「スタートアップ」という一つのタグよりも「TRUSTDOCKは一企業としてどんな環境なのか」を重視していました。

    ――実際に入社してみていかがですか?

    中村:入社前に想像していた「柔軟性がある」、「落ち着いている」、「自分が貢献できる業務がある」、「働き方」などギャップは感じていません。いままで勤務してきた中で一番働きやすいように感じています。

    また、入社前より同じくPA担当であり直属の上司となる神谷さんとはコミュニケーションを重ねていて、不安点や懸念点を潰していただけました。こうしたカジュアル(腹を割った)かつ継続的なコミュニケーションは転職時において背中を押す形になったと思います。

    ――オファー面談後に、同じく神谷さんや取締役の肥後さんからそれぞれプッシュメールが届いたとお聞きしました。

    中村:そうですね。特に従業員数が多い会社で働いていたときは、「自分の存在価値は何だろうか」と考えることがしばしばありました。仮にリップサービスであっても「あなたが必要です」と言っていただけることは嬉しく、必要としてくれる会社のために働いてみたいと感じたところです。

    ――最終的な決め手は何だったのでしょうか?

    中村:やはり転職軸に考えていた「業務内容とスキルのマッチ」、「持続可能な働き方」、「雇用条件」の3つすべてがマッチしたためです。特に業務内容については、面接のほか、神谷さんからも個別にフォローしていただけて、ホットな分野で戦力として働ける環境に魅力を感じました。

    ――具体的に魅力に感じた点はどこにあったのでしょうか?

    中村:最大の魅力は「民間企業としての立場からルールメイクに関われる点」です。これまでの経験から、官との連携が必須な領域であり、私の経験も発揮できる可能性を感じていました。民が果たすべき役割は大きいという実感があります。

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    eKYC領域は、いわば「幕末」。Techと法令のギャップを埋める挑戦ができる

    ――TRUSTDOCKの面接はどんな雰囲気でしたか?

    中村:とてもカジュアルかつフラットでした。TRUSTDOCKから私への質問よりも、私からの質問が主体でした。

    一つ強く覚えていることがあります。他社では私の紆余曲折の経歴を必ず聞かれているのですが、TRUSTDOCKでは聞かれていなかったように記憶しています。

    ――「いま」を重視しているのかもしれないですね。

    中村:いまとこれからを見て欲しいので、嬉しかったですね。

    面接の雰囲気とは異なるのですが、次の面接へ進む連絡がとても早かったことも印象的でした。TRUSTDOCKは遅くとも2日ぐらいで連絡があり、本気度のようなものを感じた印象があります。他社では通常で数日〜1週間程度、長い場合は1ヶ月待つことがありました。

    ――選考中に課題があったともお聞きしました。

    中村:課題内容が抽象度が高い大きなテーマだったため、前提条件を置いた論理的思考を試すものと認識して作成しました。また、枚数や作業時間の目安が設定されていて概ね成果物のクオリティの目安がついたため、作業を進めやすかったように思います。時間制限もあり、内容的としては必ずしも自信を持って提示できるものではなく、良くも悪くもない一般的な資料にとどまりました。その分、説明の中で考えたロジックや重要視した点を強調してご説明することを心がけました。

    ――TRUSTDOCKの反応はいかがでしたか?

    中村:作成した資料をとても褒めていただいたことが印象的でした。リップサービスもあるとは思いつつも、素直に嬉しいですね。この課題とフィードバックを通じて、私の即戦力ポイントの1つである資料作成について、TRUSTDOCKが求めるものと私が提供できる経験のすり合わせが出来たように感じております。そのおかげで、転職軸のひとつである「業務内容とスキルのマッチ」を感じられました。

    ――相性の良さを感じられた選考だったんですね。

    中村:PAの仕事内容の説明もとてもしっくりきました。CEOの千葉さんからPAの役割は「Techと法令のギャップを埋める仕事」とお聞きしたんです。私は民間の立場から法令策定に関わったことがあります。そのときには、民間だからこそわかるその制度を使う者としての視点やニーズを国に伝えることによって、「実際に使われる制度」をつくり出せる意識がありました。PAの業務もまさにそこに尽きるのかと思っており、私が感じていた思いを言語化できた瞬間かと思っています。

    ――「自分の経験が活かせる」とわかると、入社後に活躍しているイメージも湧きますね。

    中村:千葉さんはいまの社会を「幕末」と例え、ここ数年でデジタル化が成熟する時期に入るという見立てにも、eKYC領域のダイナミックさやチャレンジングなポイントを感じました。「この幕末を一緒に乗り切ってくれている人を求めている」とも話していたんですよ。「半歩先の未来をつくる」という表現がぴったりです。私も熱い気持ちになりました。

    ●PA(Public Affairs)とGR(Goverment Relations)の連携が、ルール形成に寄与している

    ――日々の業務はどんなことをしているのでしょうか?

    中村:MTGと資料作成が中心です。社内では神谷さんとマンツーマンで手分けをして、資料作成をメインに仕事をしています。他には自治体担当の葛巻さん主導でのGRプロジェクトのMTGでも資料作成をしています。PAとGRの連携の仕方をざっと図にしました。

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    ――神谷さんと葛巻さんのお人柄まで入れたんですね!

    中村:連携するには大切ですしね(笑)。こういった資料作成以外では、少しでも価値を発揮できるよう、優先して考えるべきクリティカルな論点を見つけて、これまでの文脈でふわふわしてしまっているところを言語化するように心がけています。培ってきたコンサルや研究員としての視点を活かす部分ですね。私自身も本人確認分野の専門知識を身に着け、議論本体に関わりたいです。

    ――誰と関わることが多いのでしょうか?

    中村:同じくPA担当の神谷さんとの接点が最もあり、デイリーでMTGをしています。予定では30分ですが、盛り上がってだいたい1時間以上は話し込んでいます(笑)。責任者として取締役の肥後さんともコミュニケーションを取る機会が多いです。官公庁・企業問わずに外部の方と意見交換する機会もたびたびあり、こうした出会いの機会は貴重ですし、いろいろなお話を聞くことができるのは楽しいです。

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    「技術がわかる制度屋」を目指しつつも、「eKYCやデジタル身分証のインフラ化」のためには臨機応変に役割を果たしたい

    ――中村さんの異業種での多様な経験を踏まえて、これからどんなビジョンを描いていますか?

    中村:チームの視点では、メンバー全員が思ったことを議論できる関係性を構築していければと思っています。そのために、私個人としてはユーモアは忘れずに、雰囲気づくりを大切にしたいですね。将来的にはマネジメントも視野に入るはずです。TRUSTDOCKに入ってよかったと思ってもらえるようなチームにしたいです。そのためには、求める役割や活躍できる機会の構築・明確化が必要で、私自身がプロジェクトをリードできるように研鑽していきます。

    ――プロダクトの視点だといかがでしょうか?

    中村:「ひとに優しいプロダクト」にできたら良いと思っています。eKYCやその先にあるデジタル身分証は、老若男女あらゆるひとが使うことが想定されます。私自身としては、そうした「枠組みからこぼれそうなひともいる」といった視点も持ち続けて、解決策の提案も行っていけたらと思っています。

    ――中村さん個人としては、どんなキャリアを考えているでしょうか?

    中村:これも簡単な図にしてみました。

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    中村:まずはTRUSTDOCKのいまの業務の中で、価値を発揮することが第一です。私についてはプロジェクトを回したり、成果物をつくったりするところからはじまります。

    近未来としては、プロジェクトマネジメントに関わり、PAという立場から事業拡大に貢献したいと思っています。いまは肥後さん→神谷さん→中村というラインですが、神谷さんの負荷を減らし、その分手を広げられることを目標にしています。そのためにはインプットをいま以上に増やしていく必要があります。ここは課題ですね・・・!

    ――これまでも調査やコンサルティングでインプットが多い仕事だったと思いますが、また新しいインプットがはじまっているんですね!

    中村:eKYCも奥が深い世界ですしね。
    個人的には、技術と制度の両面で知見を深めて、「技術がわかる制度屋」として専門家になりたいと思っています。そして、ゆくゆくは「eKYC分野で困ったら中村さんに聞こう」と言われる存在になれたらいいなと思っています。さらにその先には学位取得とかもあるかもなど妄想したりしています。

    ――夢は広がりますね。

    中村:こうして個人的に考えていることはありますが、臨機応変に役割を果たしていきたいと考えています。「eKYCやデジタル身分証のインフラ化(=無くては困るレベル)」には、すべきことがたくさんあるはずですからね。

    ――ちなみに転職軸に「持続可能な働き方」を考えていたように、オフの日はどのように過ごしているのでしょうか?

    中村:趣味と呼べるほどでもないかもですが、奥さんと犬と過ごす時間を楽しんでいます。コロナが流行ってからはなかなか難しいのですが、家族でのお出かけは私の楽しみで、年に1回は泊まりがけの旅行にも行っています。

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    ――オフィスに連れてきてください!

    中村:来てくれるかな(笑)実はもう一匹います。

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    ――アウトドアがお好きなんですね。

    中村:家にいることも好きなんですよね〜。元々は研究者を志望していたのでインプットと趣味が一体となっていて、その傾向は続いています。以前は、博士号を取得したいと社会人大学院に通っていたりしたのですが、仕事の忙しさで断念した経験があります。仕事と研究の両立は並大抵じゃないことはそこで実感したのですが、何らかのチャンスがあれば再度チャレンジしてみたいとも思っています。

    ――両立できているひとのスケジュールが知りたいですね・・・!

    中村:そういえば、TRUSTDOCKの課題の設定が私のバックグラウンド(獣医学)に近いものだったんです。当初は私用に課題を作成いただいたのかと思って驚きました。実は偶然でした(笑)。

    ――これも相性の良さということにしましょう(笑)。

    中村:ところどころご縁を感じたのは事実ですしね(笑)。PAの立場から半歩先の未来をつくって、デジタル化が進む社会に貢献したいと思います。

    TRUSTDOCKは積極的に採用活動をしています

    TRUSTDOCKはeKYC市場を一緒につくる仲間を積極的に募集しています。

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