資料請求
お問い合わせ

icon-facebook-bicon-twitter-b

15年の国家公務員生活からスタートアップへ転職。「何ひとつあきらめない転職」が、仕事と生活の充実をつくった〜Public Affairs担当・神谷英亮のTRUSTDOCK転職インタビュー〜

自治体/GR

更新日: 2021/05/10

目次

    TRUSTDOCKがeKYCやデジタルアイデンティティに関するルールを、官民のパートナーたちと連携して構築するために、神谷英亮(かみやえいすけ)がPublic Affairs担当として入社しました。

    神谷は法務省、厚労省や内閣官房(サイバーセキュリティ)で国家公務員として15年間勤務していました。そこからスタートアップへの転職は「住んでいる星が違った」と話します。

    仕事も生活も大きく変わることがわかっていながら、どうして決断できたのでしょうか。仕事インタビューに続き、元・国家公務員の神谷の転職ストーリーをお伝えします。

    image (1)

    株式会社TRUSTDOCK Public Affairs担当 神谷英亮(かみやえいすけ)

    読売新聞東京本社販売局に勤務した後、国家公務員試験受験のために退職。2006年4月法務省に入省。再犯防止施策を中心とする政策の企画立案のほか、省内全体の法令審査、閣議案件の調整などを担当。2017年には内閣官房に出向し、サイバーセキュリティ基本法改正を企画から法律制定に至るまで主導した。2020年11月刑事局勤務を最後に法務省を退職。

    同年12月、TRUSTDOCKにPublic Affairs担当として入社。国の行政機関、国会議員等とも協働しながら、特定の業界や利益を超えて広く生活者の暮らしを向上させる「未来志向のルール形成」を目指している。

    073

    国家公務員からeKYCのスタートアップへ転職して「違う星に来た」と思った

    ――国家公務員からスタートアップへの転職で、どこに違いを感じたでしょうか?

    神谷:戸惑うことの連続でしたよ。例えばMacに触れることも初めてでしたので、入社早々『はじめてのMac パーフェクトガイド』を購入しました。その後slackやGoogleアプリの基本操作の本も追加で購入して、たくさんの付せんを貼って仕事の時はお守りのように置いています。

    ――仕事道具の変化も大きかったのですね。

    神谷:いまでもICTリテラシーは、社内でダントツに低い自信があります。入社前はeKYCに詳しいわけでもなかったので、「外国で生活する」くらいの環境の変化を覚悟していました。でもその認識は甘かったです。入社したら「違う星に来てしまった」が正確な認識です。TRUSTDOCKには紙文化もないですしね。

    ――デジタル化が進んでいる社内なんですね。

    神谷:私の業務では、いまでも一部対面、紙で説明する機会がありますが、他のメンバーが紙を使っているのを見たことがありません。役所勤務の時代には、ときに三谷幸喜作品も顔負けのコメディのようなやりとりや手続を経験しました。それらと比べると、業務は圧倒的に効率化されていると感じていますし、自分たちで提案して柔軟に変えていける点もうれしいですね。

    ――「星が違う」とまで感じる環境の変化だと、ついていけないことも多いでしょうか?

    神谷:確かにいまは、本に貼った無数の付せんを眺めて「こんなことも知らずによくITスタートアップの門を叩いたよね」と自分のチャレンジャーぶりに苦笑しています。

    ――ということは、いまも苦労されていますか?

    神谷:心配は要りません。例えばTRUSTDOCKでは、セールスマネージャーの高橋が新しいメンバーに「わからないことがあったら必ず聞いてください。必ず誰かが答えます。放置することは絶対にありません」と熱く説明しているんです。本当にその通りで、メンバーそれぞれが能力と人間性を発揮できて、自走できる環境があります。

    ――「自走できるまで支える」という、ひとの環境があるんですね。

    神谷:環境といえば、オフィス環境も大きな変化があります。大崎のオフィスはフリーアドレスです。役所にいるときはなかなか実現できなかったので、自席がないオフィス環境に感動しました。

    ――これも住んでいる星レベルの変化ですね。

    神谷:本当にそう思います。社員全員が出席する規模の会議は社外に会議室を借りて対応しています。その事実を初めて知ったときは、取締役の肥後に「遊牧民みたいで面白いですね」と喜びを伝え、会議中はモンゴルの「ゲル」の中にいる気分で過ごしてしまいました。
    ※ゲル:モンゴル遊牧民の移動式住居

    ――反対に、公務員時代と共通している部分もあるのでしょうか?

    神谷:マインドの軸は大きく変えていません。TRUSTDOCKには行政官以上に、eKYC事業を通じて社会課題の解決に思いを馳せている人たちがいます。これからも驚きの連続を楽しみながら、社会課題を解決するためのルールづくりに向かっていきます。

    111

    eKYC事業を通じて、社会課題を解決するためのルールを、「コトが起きる前に」つくりたい

    ――入社前から「外国で生活するくらいの環境の変化があること」をわかっていながら、それでも転職をしようと思った決め手は何だったのでしょうか?

    神谷:複数の要素が重なったことによる転職でした。最初のきっかけは、国家公務員として勤務していた約15年間が、民間の人たちと協働してルールを形成する機会に恵まれたことにあります。

    ――「ルール形成」に強い関心があるようですね。

    神谷:そうです。この時期に「とてつもない民間人」の情熱が、新しい制度や仕組みをつくっていく光景を目の当たりにします。社会課題を解決するためのルールづくりに官、民の境界はなくなってきていると感じていたことが、TRUSTDOCKに転職した一番の要因です。

    ――法務省、出向先の厚労省や内閣官房(サイバーセキュリティ)でもルールづくりができるかと思ったのですが、なぜ民間企業でルールづくりをしたいと思ったのでしょうか?

    神谷:仰る通りで、国家公務員時代には特定の業種・業界の利益にとらわることなく制度の企画立案の仕事に従事できたことで、まさにルールづくりの夢を叶える生活を送っていました。一方で、法務省、厚労省、内閣官房のそれぞれで関わった法令改正の背景は、いずれも「何かコトが起きてからの対応」でした。

    ――民間企業だとルールづくりの性格は変わるのでしょうか?

    神谷:もちろん簡単なことではありませんが、この会社であれば、このeKYCという市場であれば「先に動いて波をつくる」ことができると考えています。内閣官房(サイバーセキュリティ)に勤務していたときに強く感じたことがあります。技術が急速に進展し、価値観が多様化する社会の中で、過去の事象に対応するためのルールをつくっても、途端に古いルールになってしまう可能性が高いのです。

    ――ツールひとつとっても、1年前と大きく変わることがありますよね。

    神谷:そういった変化のスピードはさらに早くなっていくでしょう。そうなると、将来予測は一層難しくなるでしょうから、固めるべきところだけしっかり固めて、それ以外は関係主体の創意工夫であったり、今後の技術革新に委ねていく。この緩急のバランスが、社会にフィットしたルール形成に必要だと考えています。

    091

    メンバーの愛らしさとeKYCへのパッションが、画面越しからも伝わってきた

    ――神谷さんの転職の一番の決め手は「社会課題を解決するためのルールづくりを、コトが起きる前に実行する」だとわかりました。他にどんな転職の軸があったでしょうか?

    神谷:仕事以外で申し上げますと、「メンバーに愛らしさとパッションがあること」と「働き方が柔軟で、家族の時間を大切にできること」が念頭にありました。とはいえ「そんな理想的なポストは簡単に見つからないだろう」とも思っていました。

    ――どういった点からメンバーの人柄を見極めたのでしょうか?

    神谷:送られてきたメールの文面や採用ホームページの内容、そして千葉のピッチ映像や面接といった一連の接点ですね。「まずはカジュアル面談をどうですか?」と敷居を下げてくれたこともあって、安心して面接に行こうと思えました。

    ――愛らしさとパッションは実際に話さないとわからないポイントでしょうか?

    神谷:例えば前職の夏休みに自宅から受けた面接が、とても思い出に残っています。ちょうど話が盛り上がってきた頃に、隣の部屋で一人で遊んでいたはずの娘が泣き出してこちらの部屋にやってきて、お尻をたたきながら「遊んでくれオーラ」を出しまくったんです。

    ――子育てしていると起きるピンチですね・・・!

    神谷:実際に途中から会話がまったく頭に入ってこなくなってしまいました。やむなく面談を中断して娘を隣に座らせ「親子で面談」スタイルに変更しました。そのときに取締役の肥後があのニコニコ顔で「気にしないでください。私も小さい子どもがいるので、わかります」と言ってくれたんです。

    ――TRUSTDOCKは子育てと仕事を両立させているメンバーも多いですね。

    神谷:うれしかったですね。でも、その場を何とか凌げただけで、面談は落ちたものだと覚悟していました。次の面接に進む連絡を受けたときは、とても驚きましたし、この会社への思いが一層強くなりましたね。

    ――パッションを感じた瞬間はありましたか?

    神谷:パッションでいうと千葉との面接が思い浮かびます。千葉から「将来のライフプランをどう考えていますか?」と聞かれた状況が、これまた印象に残るものです。その日は東京駅構内のワークスペースを75分予約して面接に臨んだのですが、千葉の熱さに触発されて私もスイッチが入り、予約時間を過ぎても面接を続けていました。

    ――退出させられちゃいそうですよね?

    神谷:仰る通りです(笑)。ちょうどこの質問が投げられた時に、駅員さんがボックスを強制的に開けて退出させられてしまいました。やむなく駅構内でモバイルの画面に向かいながら話すことになりましたね。

    ――周りの目は気になりませんでしたか?

    神谷:いま思えば変なおじさんだと思います(笑)。でも、当時は視線も雑音も気にならないくらいに、画面の向こうから伝わる情熱を一緒に形にしていきたいと思いました。「世界中の子どもたちに社会の素晴らしさを伝えていきたい」とテンション高めに話したのを覚えています。人間性を感じられるやり取りが多く、一緒に働きたい気持ちが高まりましたね。社会問題やeKYCのテーマで、あんなに熱く話せるとは思いませんでした。

    生活は一変した。平日は子どもに「おかえり」と言えて、休日は少年野球のコーチをして元気をもらっている

    ――「働きやすさ」の面はいかがでしょうか?

    神谷:「家族の時間を大切にできること」が重要であったので、ハードルが高い転職活動になることは覚悟していました。これまでの働き方は、法案策定は深夜まで業務が続くことが多かったですし、記者会見対応や秘書官の業務などで早朝から出勤することもよくありました。

    ――いまはどんな働き方になっていますか?

    神谷:生活は一変しましたよ。平日に自分でランチに料理をつくったり、夕方は「おかえり」とこちらが子どもを迎える生活をするなんて夢にも思いませんでした。

    ――お子さまとの写真も掲載いただきました。

    IMG_1438

    ――パスタもつくってらっしゃるんですね!

    神谷:穏やかな日常です(笑)。

    IMG_1598

    神谷:新型コロナが落ち着いてきたら、平日の夜に家族で野球観戦に行ったり、アート鑑賞を楽しみたいですね。

    ――生活も充実されているんですね。

    神谷:やりたいことがどんどん出てきます。私はボランティアの方々に支えられ、励まされ続けた役人人生でした。仕事と異なる形で社会貢献や地域活動にも取り組みたいと考えています。

    ――休日はどう過ごされているのでしょうか?

    神谷:息子の入る少年野球チームのコーチをしています。「褒めて伸ばす」が私のスタイルです。試合中にベンチで悔しくて泣いてしまう子がいるときにも「悪くなかったよ。次はやっちゃおうぜ」と声をかけます。その言葉で試合中に結果が出るとは限りません。それでも、翌週の練習で成長を感じられるプレーが見られたら、頭を軽くぽんぽんとしながら大きく褒めることにしています。

    ――コーチ姿もご披露いただきます。

    pasted image 0

    神谷:どんどん出てきますね(笑)。子どもたちから元気をもらっていますよ。照れ笑いを浮かべた後に元気に白球を追いかける姿を見ると、こちらもうれしくなります。

    ――平日も休日も活動的ですね。

    神谷:人生はわからないし、面白いと実感しています。転職で理想としていた「新しい社会をつくる上で不可欠な事業であり、かつ、特定の業種業界に閉じていないこと」、「メンバーに愛らしさとパッションがあること」、「働き方が柔軟で、家族の時間を大切にできること」の何ひとつあきらめないでよかったです。

    編集後記

    15年の国家公務員生活からスタートアップに飛び込んだ神谷。仕事の文化も生活も望んでいたものが得られたようです。「何ひとつあきらめないでよかった」と語っているように、これからも仕事も生活も全力を注げるように、TRUSTDOCKも応援したいと思います。

    まだまだ聞き慣れない「Public Affairs」という神谷の仕事については、こちらをご覧ください。

    • 参考記事

    https://biz.trustdock.io/column/government-dx

     

    自由な組み合わせで
    最適な設計を実現できます
    KYCに特化したプロ集団に、まずはご相談ください

    サービス資料ダウンロード お問い合わせ