東南アジアへの進出を推進するGlobalチームに、山崎省吾がJOINしました。
山崎は総合電動工具メーカーのマキタでテクニカルサポートエンジニア、Appleでファイナンシャルアナリスト(Financial Analyst)に従事していました。世界的なメーカーで働いていたこともあり「スタートアップに転職する葛藤は確かにあった」と話します。
山崎はその葛藤をどう乗り越えたのでしょうか?転職の真意から面接で印象に残っている場面、Globalチームの空気までインタビューします。
株式会社TRUSTDOCK Global Administration and Operations Manager
山崎省吾
宇宙飛行士やオリンピックチーム主将なども卒業生として名を連ねるカナダのゲルフ大学の商学部を卒業後、総合電動工具メーカーの株式会社マキタに入社。テクニカルサポートエンジニアとして顧客、コンサルタント、請負業者向けに技術設計を開発する。同時に月次予算報告書、財務スプレッドシート、組織図を作成しオフィス環境を改善する。
Appleのシンガポール法人に転職しファイナンシャルアナリスト(Financial Analyst)として従事する。収益の変動、ビジネス・パイプライン、業界動向を分析するための予測ツールを開発する。また、配当金、企業間取引、間接業者などの報告を含む日本銀行(BOJ)への必要書類を作成する。
2021年11月にTRUSTDOCKにJOIN。Global Administration and Operations Managerとしてシンガポール法人設立のオペレーションに関するすべてを担っている。
スタートアップで「組織そのものをつくる仕事をしたい」と考えた
――山崎さんはマキタの技術開発部で8年間、Appleのシンガポール支社でファイナンシャルアナリスト(Financial Analyst)として3年間在籍していました。そこからTRUSTDOCKのシンガポール支社を立ち上げるためにJOINしています。転職活動はどんなきっかけではじまったのでしょうか?
山崎:大きな組織の仕事に慣れてくると大きな組織の名の下に自分を見失うような感覚を覚えていました。会社に何か問題があったというよりも、自分の未知の可能性を引き出したいという思いが強くなっていったのです。転職活動でも組織の規模は問わずに探していました。
――「自分の未知の可能性」というと、どんなものを想像していたのでしょうか?
山崎:日本人でありながら、英語力があり、技術や経済の知識、北米での勤務を経験したひとはそこまで多くないはずです。これらの経験をすべて活かして、小さな組織の一部になるのではなく、組織そのものをつくり上げる役割を担える仕事を求めていました。
――これまで経験していたテクニカルサポートエンジニア、ファイナンシャルアナリストにはこだわらなかったんですね。
山崎:確かに法人設立の業務は、私のこれまでの経験とは異なります。でもTRUSTDOCKはスタートアップであるとわかりました。もしかしたらTRUSTDOCKで私が求めている「組織そのものをつくる仕事ができるのではないか」と考えたのです。
――そうとわかってからは、面接にはすぐに行こうと思ったのでしょうか?
山崎:当時は面接に行くことを長く拒んでました。確かに「組織そのものをつくる仕事」を求めていました。でも心のどこかでは「せっかく大企業に入社できて、はるばるカナダからAppleに転職してまだ3年半しか経っていない。直感に従って転職活動を進めていいのか?」と思ってもいました。
――面接に進もうとしたきっかけは何だったのでしょうか?
山崎:JeffとNahokoさんの転職インタビューを読んだことがきっかけです。特にJeffの転職インタビューにあった「なぜ日本のスタートアップを選んだのか」に心を動かされました。初めての面接でJeffに「日本語を話せますか?」と質問しました。「少しだけ話せます」と返事をもらったときに、私の中では「Jeffは本当にTRUSTDOCKのeKYC事業に何かを見ているのだな」と思ったんです。日本語を流暢には話せないのに日本のスタートアップに入社したということは、強い気持ちがあったからです。インタビューにあった「ひととひととの関係性を実感したい」という気持ちで転職した内容に共感して、面接に行くことを決意しました。
大企業からスタートアップに転職する葛藤はあった。でも、「変化から学べる楽しさ」で乗り越えられた
――「面接に行くことを長く拒んでいた」とのことでしたが、もともとTRUSTDOCKは知っていたのでしょうか?
山崎:知りませんでした。初めてTRUSTDOCKの社名を聞いた時はマッチングアプリの会社だと思っていたくらいです。TRUST=信頼 / DOCK=ドッキングだと解釈して、信頼できるペアリング = マッチングアプリだと思っていたんです。
――面接はどう進んでいきましたか?
山崎:コロナ渦でしたからすべてZoom形式での面接でした。TRUSTDOCKから「プレゼンテーションをして欲しい」と言われたときは、悩みました。英語でのプレゼンテーションを乗り切り「やった!」と思ったのも束の間、今度は「プレゼンテーションのアイデアが良かったので日本側に同じプレゼンテーションを日本語でしてくれませんか?」と提案されたんです。
――一度やったプレゼンテーションだから、簡単にできるというわけではないんですね。
山崎:そうなんです。確かに私は日本人ということもあって日本語は話せます。でも、日本語でのプレゼンテーションは全然やったことがありません。英語のプレゼンテーションを翻訳するところから大変でした。録画していたら良かったですね。自分の表情がいまになって気になってきました(笑)。
――集中しているときの表情は気になりますね(笑)。面接のやりとりの中で印象に残っている場面はありますか?
山崎:取締役の肥後さんから「山崎さんが考えているアイデアは、実は私もそうしたいと思っていました」と聞いたときはほっとしました。はじめは自信がなかったですから。
――TRUSTDOCKへのJOINを決めた一番の理由は何でしたか?
山崎:面接を通じてひととの相性の良さがわかったことと、「自分が会社の成長に大きい影響を与えられる点」がとても魅力的でした。ここでなら「自分の未知の可能性」を発揮できる実感があります。
――「Appleから転職することに葛藤があった」とお話しされていましたが、どう乗り越えたのでしょうか?
山崎:確かに「転職してまだ3年半しか経っていないのに」という気持ちがありました。でも、新しい業界で新しいしごとをする楽しさが葛藤を上回りました。その楽しさはApple時代にテクニカルサポートエンジニアからファイナンシャルアナリスト(Financial Analyst)に転身したときにも経験していました。社内でも「大きな変化だね」と言われましたが、私にとっては「これからも多くのことを学べる!」と前向きでした。TRUSTDOCKというスタートアップの環境からも多くを吸収できると思ったんです。
会社の夢である「東南アジアへの進出」を成功させたい
●シンガポール法人の設立は、毎日が勉強
――入社後はどんな仕事をしているのでしょうか?
山崎:シンガポール法人はもちろん、これから東南アジアに進出するであろう子会社の設立とオペレーションに関するすべてが私の仕事です。例えば採用と人事に関して労働省と連携する、クライアントとの契約書をつくる、Globalチームに採用するひとの契約書をまとめるなどをしています。請求書の作成と支払いなどもあり、将来的にはどう自動化していくかを考えたりもしています。
――業務範囲が広いですね。
山崎:法人の立ち上げは幅広い仕事になりますよね。オペレーションを整備するマネージャーという立場の理解も含め、上司としての役割の把握を勉強しています。日本法人のミーティングにも参加させてもらい、Globalチームとの連携をこれからどう取ったら良いのかも学んでます。毎日が勉強です。
――これからはどんな仕事にチャレンジしたいでしょうか?
山崎:東南アジアへの進出がTRUSTDOCKとGlobalチームの夢です。受け身で機会を待つのではなく、進出を成功させる中心の役割を担っていきます。そのためには、ひとつのことをだけをするのではなく、どんどん役割を広げていきたいですね。
●冷静なひと、情熱的なひと、バランスを取れるひと。
補完し合えるメンバーが集まっている
――東南アジアへの進出を一緒に進めるメンバーには、どんなひとがいるのでしょうか?
山崎:Jeffは面接のときから真面目で頭が回る方だとわかりました。視線は常に将来を見ていて、どんなことにも冷静に対応してくれるGlobalチームのリーダーです。まだまだ未熟な私を励ましてくれたり、これからの計画などの相談にも乗ってくれたりします。Globalチーム内ではJeffと話すことが一番多いですね。
――頼れるリーダーですね。
山崎:Jeffとは異なるタイプで情熱的なひとがDeborahさんです。営業の結果や目標に対してはっきりと意思表示できるひとです。私はまだ上司という立場を完全には理解できていないので、Deborahさんのようにはっきりと物事を言えることは学ぶべき点です。特にセールスのプレゼンテーションの際にその貫禄を見ることができます。もちろん、ミーティング中には笑顔で接することもありますよ!
――冷静なタイプも情熱的なタイプもいるチームなんですね。
山崎:バランスがいいですよね。チームのバランスを保ってくれるのは、何でもできてしまうNahokoさんです。こちらが困っていることがあれば、どんなときでも手伝ってくれるのでいつも感謝しています。Jeffに大きい相談や報告をするときには、必ずNahokoさんにも入ってもらっています。それだけ信頼感があり、JeffのAssistantとしてではなくNahokoさん自身にも知ってもらいたいからです。
――信頼関係が出来上がっているんですね。
山崎:そうですね。Nahokoさん楽観的でいつも笑顔でミーティングに参加してくれます。お子さんがミーティング中に画面に映ることがあっておもしろいです(笑)。
――和みますね(笑)。
山崎:最終面接で一緒になったひとがいまして、その方がYumikoさんです。同じ時期にTRUSTDOCKにJOINしたこともあって目標や考え方に共通点を見出せて、気が合います。仕事に関しても、私がやりたいことや調べてもらいたいことにすぐに答えてくれて、とても頼もしいメンバーです。
私の誇りは、家族に近いと思えるメンバーと働くこと
――ここまで山崎さんのキャリアやGlobalチームのメンバーの空気を伝えてもらいました。ここからはオフの雰囲気も聞かせていただきます。Globalチームのオフはどのように過ごしているのでしょうか?
山崎:オフの時間はみんなそれぞれ自身でプライベートを過ごしていますが、プライベートの内容や写真も共有することがあります。チームというより家族に近いのかもしれません。Globalチームのメンバーと一緒に仕事ができることが私の誇りです。
――安心して力を発揮できる土台があるんですね。
山崎:とても充実した環境ですよ!毎日チェックインミーティングをして、そのときにどんな仕事をしたかや、今日やろうとしている仕事、相談事を話す時間を設定しています。これだけ見ると「マイクロマネジメントをし過ぎなのでは?」と思えるかもしれませんが、みんな賑やかに話して、面白い話やジョークも飛び出たりします。
――楽しくコミュニケーションを交わしている光景が目に浮かびます。
山崎:よく笑っていますね。金曜日のチェックインミーティングでは、テーマが「チームの誰かを褒める」で、「今週もお疲れ様でした」で締めます。こうすると1週間が気分良く終えて、また次の週もリフレッシュした状態ではじめられます。
――チームの空気があたたかいですね。
山崎:TRUSTDOCKではコミュニケーションが活発で、家族・友だちのような関係だと感じています。私は大きな組織にいた経験がほとんどなこともあってか、「自分の仕事にだけ専念すること」が普通で、会話も少なかったです。結果だけを求めることも多かったので、職場では「どう接すれば自分が立場上有利になれるか?」を考えることも多かったです。もちろん、どの会社にも素敵なひとはいました。でも、TRUSTDOCKでは「自分の仕事をちゃんとこなす」「結果を残す」ことをしながら、メンバーの手助けやサポートもします。プライベートの相談にも乗ってくれます。そんなメンバーと一緒に仕事ができることが私の誇りです。
――誇りに思えるメンバーとの仕事は最高の体験になりますね。山崎さんはオフの日はどう過ごしているのでしょうか?
山崎:この記事が掲載されるころには娘が生まれているはずです。父親として娘と接する時間がほとんどになっているでしょう!それまでは妻と週末はお出かけし、愛犬のジャックラッスルテリアミックスとも毎日楽しく過ごしていました。
――笑顔が素敵です!
山崎:コーラも私を笑顔にしてくれます(笑)。飲み物だけではなく、コーラに関連する物を集めることも趣味です。
――コーラのアイテムがあることを知りませんでした!
山崎:どんどん増えていますよ!コロナ前は年に一度は日本を旅行していました。おそらく日本の半分は見てきたと思います。娘が大きくなったら一緒に旅行して、70歳までに日本の全体を見るのが夢です。日本以外だとニューヨークにドライブしたり、トロントからバンクーバーまでドライブしたこともあります!とにかく時間があり次第、旅をするのが大好きです!
――オフの日も仕事の日もエネルギッシュですね!
山崎:いつもいい人間関係に恵まれていますしね。もらったエネルギーをもとに、私の誇りであるメンバーと一緒にTRUSTDOCKの東南アジアへの進出を成功させます。
TRUSTDOCKは積極的に採用活動をしています
TRUSTDOCKはeKYC市場を世界的に展開する仲間を積極的に募集しています。
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